アクトノードの広報担当のゆうです。
今回は、スマート農業分野で国からの大型支援を受けられる「スマート農業技術の開発・供給に関する事業」の提案動画を公開します。
「スマート農業技術の開発・供給に関する事業」は、農業分野のスタートアップや研究機関、実証フィールドを有する生産者などと連携して事業を行うことで、最大、1.5億円の開発・供給に関する委託費が受けられるもの。
柑橘類およびブロイラーの2つの研究課題について申請をしているので、両方を公開します。
柑橘類の栽培における、自動灌水システムの開発
ブロイラーの状態・体重をAI管理するシステムの開発
なぜ動画を公開するのか?
私たちアクトノードは、大学などの研究機関、そして現場の生産者の皆さまと連携し、スマート農業における課題解決に向けた提案を長い時間をかけて練り上げてきました。
その成果をもとに、令和6年度の「スマート農業技術の開発・供給に関する事業」へ応募しましたが、残念ながら採択には至りませんでした。
その経験を経て、改めて応募を決意し、今回提出したのが冒頭の2本の動画です。
前回の応募時にいただいたフィードバックをもとに、構想をブラッシュアップし、研究の意義や現場での実用性がより伝わるよう工夫しました。

そもそも動画を公開していいのかな…?



事務局にきちんと許可を得ているので大丈夫。
今回、この動画を公開することにしたのは、大きく3つの理由があるそうです。
1. オープンにすることで技術の進化が加速する
審査自体はクローズドな環境で行われていますが、審査プロセスや提案内容がよりオープンにされ、多くの人の目に触れることで、技術的な挑戦や構想に対する理解や共感が広がり、分野を越えた新たな連携のきっかけが生まれていくと考えています。情報を公開することで、技術がより正当に評価され、さらなる進化を遂げるための土壌が整っていくはずです。こうした健全で前向きな循環こそが、日本の技術力を底上げし、競争力を生む力になると信じています。
2. 広くフィードバックを受け、技術を更新する
開発した技術をより社会に貢献できるものへ進化させるためには、多様な視点や現場の声が欠かせません。専門家の知見や生産現場にいる方々の経験、同じ志を持つ皆さまからのフィードバックをいただき、さらに考えや活動を進化させていきたいと思っています。たくさんの対話を通じて技術を磨き、その結果、一次産業が抱える課題に貢献できれば幸いです。
3. 今後、提案を検討する方の参考になれば
また、公的な研究開発支援に応募する際、過去の提案事例に触れられる機会は限られており、構想のまとめ方や伝え方に悩む方も少なくありません。今回の動画をオープンにすることによって、これから挑戦する方々にとって構想づくりのヒントとなり、自身のアイデアを形にする一助になればと願っています。このようにオープンな環境が当たり前の状況をつくることで、技術的な挑戦がより活発になり、分野を越えた相互刺激や連携が生まれ、技術の進化がさらに加速されていくことを期待しています。