子どもを育てていると、小さな変化で「体調の悪さ」や「元気のなさ」に気づくことがあります。
広報担当ゆううちの子の場合だと
「大好きなおやつを今日はほしがらない」
「機嫌が良いと歌を歌うのに、今日は歌わない」などですね。
これらは、日々子どもと向き合い、「見守っている」親御さんだから気づく小さな変化です。
子どもに限らず、植物や動物など生き物を育てている方たちは、日々様子をじっくりと「見守り」、いつもと違う小さな変化に気づくという作業をほぼ無意識に行っているのではないでしょうか。
特に農業や畜産の生産現場では、常に見守ること、異変にいち早く気づくことがトラブル防止につながります。
とはいえ、人間は24時間365日生き物を見守っていることはできませんし、見守りの経験値によって異変に気づけるかどうかも変わってしまいます。「見守り」は労働力がかかるうえ、属人化した技術だと言えるでしょう。
そんな「見守り」の課題を解決するために開発したのが「見守りエージェントAI β版」です。
精度が向上していけば、作業者の経験値に頼らない頻度の高い「見守り」を実現します。
2026年2月よりクラウドアプリ「アクト・アップ」経由で、ご提供予定です。(β版)
■見守りエージェントAIの使いかた
ここからは、実際に「見守りエージェントAI」を使う方法やポイントを解説していきます。
①アクト・アップから、見守りサポートAIを開きます。「見守る内容を教えてください。」の箇所に、何をどのように見守りたいかをチャットで記入します。


「鶏を見守ってください」と指示をしただけでは、AIが何をすれば良いのか理解できず見守りの精度が低くなります。たとえば「口を開けて呼吸をしている鶏は暑がっている可能性があります。画面の中に暑がっている鶏が何匹いるか計測してください」と、発見したい鶏の状態を具体的に定義してあげてから指示をすると、AIの見守り精度が高まります。画像を添付して解説するのも有効です。
②画像も添付して具体的に指示を行いました。すると、見守りサポートAIが、監視対象について確認をしてくるので問題がなければ「はい」と回答します。


③記録したいデータ(測定指標)や、異常時のアラートの有無、アラートの通知方法、見守りにつかうデバイスなどを設定します。


④設定が完了すると、AIがカメラ画像などを常時解析し、状態の記録や異常時のアラート通知を自動で行ってくれます。
■上手な指示ができれば、AIの「見守り」精度が向上していきます
たとえば養鶏現場では
- 「寒がって、鶏が1箇所に集まっていたら記録して」
- 「暑さで口を開いている鶏がいたら教えて」
農業の現場では
- 「葉の色が黄色い株があったら記録して」
- 「昼間にしおれていたら教えて」
水産養殖の現場では
- 「動いている魚の数が大きく減少したら教えて」
- 「ヒレの状態がおかしい魚がいたら記録して」
など、日頃、生産現場で「気にして点検していること」の確認をAIに依頼します。
AIに指示を出すことは、勘や経験に頼って行われてきた「見守り」を言語化することであり、その言語化によってAIの精度が向上していきます。さまざまな指示をAIに対して行い、トライアンドエラーを繰り返していくことで、「使い勝手の良い見守り」や「精度の高い見守り」が見つかっていくでしょう。「使い勝手の良い見守り」「精度の高い見守り」が他のユーザーにも共有されれば、さまざまな生産現場で使える価値の高いノウハウとなります。
また、人間は24時間常に見守りを続けることはできません。しかし、AIなら、24時間365日常に見守りを続けてくれるため、任せられて安心できます。異常の早期発見や生産者の労働力の軽減に貢献します。
■養鶏現場でのユーザーの声
鶏舎内の暑さ・寒さがAIで判断できるようになるのは、かなり遠い未来だと思っていたのですが「見守りサポートAI」の精度が上がれば、実現しそうで楽しみです。鶏が暑がっている・寒がっているという状態をさまざまな画像でAIにインプットしてみようと思います。鶏舎内の風の有無も判断できるとさらに見守りがスムーズになりそうです。
■ 属人化してきた「見守り」を、共有できる知識へ
本AIを使えば、これまで個人の経験や勘に依存してきた「見守りノウハウ」を、データとして蓄積・共有できます。優れた「見守りリクエスト」は他の生産者にも再利用でき、集合知として進化していく仕組みを目指しています。これにより、生産技術の属人化を緩和し、一次産業全体の底上げにつながることが期待されます。
使えば使うほど進化する見守り機能を、ぜひ一度お試しください。









